健康診断で異常を指摘された
健康診断で異常を指摘された

毎年の健康診断・人間ドックの結果で、「要再検査」「要精密検査」「要治療」といった判定を受けたことはありませんか?忙しさや「症状がないから大丈夫」という気持ちから、そのまま放置してしまう方も少なくありません。
しかし、生活習慣病(糖尿病・高血圧・脂質異常症など)や内分泌疾患は、初期段階では自覚症状がほとんどないことが特徴です。健康診断の「異常値」は、こうした疾患の早期発見につながる大切なサインです。
当院では、健康診断の結果をお持ちいただき、数値の意味や今後の対応について丁寧にご説明しています。「再検査に行こうと思っていた」という方も、ぜひお気軽にご来院ください。
健康診断で異常を指摘される項目はさまざまですが、内科・糖尿病内科・内分泌内科で特によく相談を受ける項目をご紹介します。
空腹時血糖値が126mg/dL以上、または随時血糖値200mg/dL以上、HbA1c 6.5%以上の場合、糖尿病と診断される基準に相当します。また、空腹時血糖110〜125mg/dLや HbA1c 6.0〜6.4%は「糖尿病予備群(境界型)」と呼ばれ、放置すると糖尿病に進行するリスクが高い状態です。
糖尿病は慢性的に高血糖が続くことで、神経・目・腎臓などに合併症を引き起こす可能性があります。予備群の段階で生活習慣を改善することで、発症を予防・遅らせることが期待できます。
診察室での血圧が収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上の場合、高血圧と診断されます。高血圧は自覚症状がほとんどなく「サイレントキラー」とも呼ばれますが、長期間放置すると脳卒中・心筋梗塞・腎不全などのリスクが高まるとされています。
健康診断で「血圧が高め」と言われた場合は、家庭での血圧測定を続けながら、内科を受診して原因や治療の必要性を確認することをお勧めします。
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が140mg/dL以上、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dL未満、中性脂肪(空腹時)が150mg/dL以上の場合に「脂質異常症」と診断されます。
脂質異常症も自覚症状がなく、動脈硬化を静かに進行させるリスクがあります。心筋梗塞・脳梗塞の予防のために、早期からの食事改善・運動・必要に応じた薬物療法が重要です。
近年、健康診断や人間ドックで甲状腺ホルモン(TSH・FT4など)や副腎ホルモンの測定が行われるケースが増えています。TSHの高値は甲状腺機能低下症(橋本病など)、低値は甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)の可能性を示します。
これらのホルモン異常は、倦怠感・体重変化・動悸・抜け毛などの症状と関連することがあり、内分泌内科での精密検査・治療が有益とされています。
尿糖は、血糖値が高い状態(糖尿病の可能性)、または腎臓の再吸収機能の問題で検出されます。尿蛋白は腎臓病・糖尿病性腎症・高血圧による腎障害などの早期発見につながる重要な所見です。
尿検査の異常は、血液検査と組み合わせて原因を調べることが大切です。
当院では、健康診断の結果票をお持ちいただければ、異常値の内容に応じた追加検査・精密検査をご案内します。
結果票の確認
健康診断の数値を拝見し、どの項目がどの程度異常なのかを確認します。
問診
生活習慣(食事・運動・睡眠・飲酒・喫煙)、自覚症状、家族歴、服用薬などを伺います。
血液検査・尿検査
必要な項目を再検査し、より詳しい状態を把握します。
心電図・腹部超音波
血圧異常・脂質異常がある場合は、臓器への影響を確認する場合があります。
結果の説明と治療計画
検査結果をわかりやすくご説明し、生活改善・薬物療法などの選択肢をご提案します。
当院では、健康診断の結果を起点として、以下のような包括的な対応を行っています。
生活習慣の改善指導
食事・運動・睡眠・禁煙などの具体的なアドバイスを、管理栄養士や生活習慣指導の観点も交えてご提案します。
薬物療法
血糖降下薬・降圧薬・コレステロール低下薬など、必要な薬を処方します。
定期的なフォローアップ
血液検査や血圧測定を定期的に実施し、治療効果を確認しながら調整します。
専門的な検査・紹介
甲状腺・副腎などの内分泌疾患が疑われる場合は、精密検査を行い、必要に応じて専門施設へご紹介します。
健康診断の再検査を放置してしまう最大の理由の一つは「症状がないから問題ないだろう」という思い込みです。しかし、生活習慣病・内分泌疾患・腎臓病は、自覚症状が出たときにはすでに進行していることも多く、早期発見・早期対応が治療効果に大きく影響します。
健康診断の結果は、病気の「予告」かもしれません。受診のタイミングを先延ばしにせず、異常値が出た段階でぜひ当院へご相談ください。
健康診断で異常を指摘された場合は、自覚症状の有無にかかわらず、専門の医療機関での精密検査・診察を受けることをお勧めします。生活習慣病や内分泌疾患は、早期発見・早期対応によって進行を抑えることが期待できます。
当院では、健康診断の結果票をお持ちいただくだけで、スムーズに検査・診断を進めることができます。北千住エリアにお住まいの方・お勤めの方は、ぜひお気軽にご予約・ご来院ください。
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個々の症状・治療法については必ず医師にご相談ください。
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